お仏壇のまつりかた

仏壇には、まず宗派ごとにご本尊を須弥壇の中央にお祭りします。ご本尊は、仏像でも掛け軸でもかまいません。位牌に関しては趣旨によるおまつりのしかたに違いはありません。しかし、浄土真宗では、法名軸を用いて位牌をつかわない場合もあります。(真宗でも位牌を使う家も見受けられます。)位牌は、できれば「先祖代々」の位牌をまつられると、尚良いと思います。

宗派ごとの御本尊

宗 派 ご本尊
真言宗 大日如来
浄土宗 阿弥陀仏如来

浄土真宗
本願寺派・大谷派

阿弥陀仏如来
日蓮宗 お曼荼羅

曹洞宗
臨済宗

釈迦牟尼仏
天台宗

釈迦牟尼仏
阿弥陀如来
観音菩薩など

 

●設置場所
一般的には、床よりも一段高い場所に安置します。着座したしたときにご本尊と目の位置が同じ高さか、少し高めになるのが最適です。安置する方角は、諸説ありますが東、もしくは南向きが望ましいとされています。西向きでもかまいませんが、北向きはなるべく避けたほうがいいといわれていますが、近年の、戸建てやマンションのお部屋の造りは昔の家の作りと違い仏壇を置く場所を作らないため、無理やり方角を合わせるのではなく、普段の生活の中でお参りしやすい場所に設置しましょう。なお、神棚がある場合はお仏壇と正対しないように設置します。

 

●開眼供養
新しくお仏壇を購入したときには、僧侶に頼んで「開眼供養」を行い、ご本尊や位牌を霊験(れいげん)ある「尊像」生まれ変われせてもらいます。行い方は宗派により異なりますので、菩提寺に相談してください。

 

●仏具
最低限必要な仏具は「花立」「燭台」「香炉」の三具足です。
その他に、高槻、リン、仏飯器、茶碗器、線香立てなどがあります。宗派によって違う場合がありますので購入するときは宗派を告げてアドバイスをしてもらいましょう。

 

●日々のお供え物
香・花・灯明・浄水・飲食の5つを「五供」とよび、日々のお供えをします。線香をあげ花を枯らさないように供え、明かりを灯し、浄水や水と、辛さ、生臭ささけた飲食物を供えます。明かりはお勤めが終わったら消し物販は、昼前には下げて頂きます。(供養が終わったら下げてもかまいません)
無理のない範囲で行いましょう。

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