映画(おくりびと)で多くの方が納棺師という仕事をご存じになったかと思います。
映画の中では綺麗な部分を取り入れていたため、納棺師さんて単純にお化粧をして着せ替えをしてくれる人と思われがちでした。しかしそれだけではなく、亡くなられた方のお体の状況を瞬時に判断し、的確なご処置を施し、まずはご遺体の保全管理を最優先とするのも私たちの大事な役割と言えます。大切なご家族の死をなかなか受け入れられない気持ちに反し、ご遺体は変化していきます。ただ見守るしかないご遺族にかわり、できるだけ生前のお姿に近づけるため全力でお手伝いをさせていただいております。様々なリスクを排除することにより、故人様の状況を見てご遺族にお声かけすることで、ご本人を思い出し、ご本人を偲ぶことにつながる時間づくりができると考えております。
死後の限られた時間が大切な思い出になるようサポートさせてただきます。
※火葬式プラン以外は、すべてのプランにふくまれています。
故人様が安らかに旅立つことができるようお手伝いさせていただくのが納棺師の努めです。ご納棺の儀式は親族などの立ち会いのもとおこないます。故人様への衛生的なご処置、お着替え、送り化粧などを施し棺に納めます。
亡くなられた時の病状、薬の副作用、安置の状態や日数、顔立ちや骨格などその方に合わせた最適な方法で、顔色を血色良く補正したり、自然な頬の膨らみを施したり、ご本人らしさ、面影をなるべくのこし穏やかな表情に近づけていきます。そのあと、宗派にもよりますがご家族と一緒に四十九日の旅支度を付けご納棺となります。愛用品なども一緒に、お棺に納めさせていただくこともできます。
※お着換えは洋服でもお着物でも構いません。
※ご遺体の状態によりご処置できない場合もございます。
※葬儀全般、また納棺式などは地域や地方で納棺の仕方が異なります。
湯灌オプション価格 55,000円(税込)
湯灌は、平安時代から葬送儀式の一環として執り行われてきました。
故人の生前の苦しみや悲しみを洗い清め、来世での高徳を願う旅立ちの儀式です。
葬儀に先立ち、身だしなみを整える意味合いもあります。
古来から行われてきたこの神聖なセレモニーは、ご遺族にとって、故人と別れを悼む大事な時間。悲しみを和らげる「グリーフ(悲観)ケア」のひとつでもあります。
源氏のセレモニーサービスは、そんなご遺族の声から生まれてきました。
ご遺族の想いに応え、故人の尊厳を守るため、真心を込めてお手伝いさせていただきます。
ご遺族が集まり、ひとりずつ故人のお体にお湯を掛けます。
当社スタッフが、シャンプー、顔そり(髪そり)、爪きり等を行います。
当社スタッフが、お湯で全体を洗い流し、くまなく拭き上げます。
お身体の処置を施し、お着替えをして、死化粧を施します。
エンゼルケアは、死後、病院や施設で施される処置です。詰め物をして、アルコール等で体を消毒し、施設によっては化粧や着替えをしますが、これはあくまで自宅に戻すための処置です。
湯灌とは、内容も意味合いも大きく異なります。
湯灌の意味とは…
故人の生前の痛みや苦しみを洗い流す
最期のお洒落・身だしなみを整える
来世への旅立ちの準備
悲しみを和らげる「グリーフケア」